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いまさら聞けない「ブラウザ」「クローム」「エッジ」って何?をプチ解説 ②

  2024/03/21    高橋 ゆうき

いまさら聞けない!「ブラウザ」って結局何?の第二弾です。
前回はブラウザそのものの意味や、最新のブラウザを使うことの大切さなどをプチ解説しました。

今回はそのブラウザと呼ばれるものの中で、Chrome や Edge、今では利用のできない Internet Explorer などの有名なブラウザの特徴についてプチ解説します。


エントリー No1
Chrome
クローム


>Google Chrome公式サイト

開発元: Google LLC
登場年: 2008 年
特徴 : 利用率No1!まずはこれを使おうなキングオブ標準ブラウザ

知らない人はいない!Google さんが開発するブラウザです。
世界での利用率が最も高く(約7割!)、一般利用者から Web 開発者までが愛用しています。私もホームページ制作の 99%は Chrome を使っています。
いわば世界標準であるため、とりあえずは Chrome を使っておけば困ることはあまりありません。

Chrome の内部システムは自由に使うことができるので「Chromium(クロミウム)」と言われる、「中身は Chrome だけど外側だけオリジナルですよ」という【派生ブラウザ】がたくさんあるので、それらを含めると Chrome の利用者はかな~~り高いと言えます。後述するEdgeもクロミウムブラウザです。

 


エントリー No2
Firefox
ファイアーフォックス


>Firefox公式サイト

開発元: Mozilla Foundation
登場年: 2002 年
特徴 : オレンジキツネが目印!セキュリティ機能が充実の古参ブラウザ

開発元は知らないけれど、オレンジ色のしっぽがもふっとしたキツネのアイコンは見覚えがある!という人は多いのではないでしょうか。
Chrome よりも6年も早く誕生し、Internet Explorer と並んでブラウザ戦国時代を生き勝ち抜いてきた古参のブラウザです。
利用率は今でこそあまり高くありませんが使っている人は多く、Chromeが使えないときの代わりとして使われることがわりとあります。
有名ブラウザの中でもセキュリティ機能が充実していると言われており、パスワードマネージャーや追跡防止機能などでユーザーを守ってくれる安心感と、Chrome に比べて動作が軽いという点が愛されている理由なのかもしれません。

 


エントリー No3
Microsoft Edge
マイクロソフト エッジ


>Microsoft Edge公式サイト

開発元: Microsoft
登場年: 2015 年
特徴 : パソコン買ったら入ってるやつ!食わず嫌いされがちな優秀転生ブラウザ

Windowsパソコンを買うと最初から入っているブラウザです。
他のブラウザに比べて登場がごく最近の新参ブラウザですが、元はWindowsに標準搭載されていたInternet Explorerから「転生」したブラウザなので、とても有名です。
2019年からは内部システムを独自のものから「Chromium(クロミウム)」に変更したので、現在ではChromeで閲覧したときと、ほとんど表示差がなく使いやすくなりました。
世界利用率は第2位ですが、Chromeが強すぎることと、Internet Explorerの頃の悪い印象が抜けないのかやや敬遠されがちですが、実はとても動作が軽かったり、ブラウジングに便利な機能がたくさんあったりするので、是非食わず嫌いせずに使ってみてください。

 


エントリー No4
Safari
サファリ


>Safari公式サイト

開発元: Apple
登場年: 2003 年
特徴 : 日本人には馴染み深いApple製品専用ブラウザ!直感的操作でiPhoneならやっぱりコレ

iPhoneユーザーならほとんどが使っているであろう、Apple製品の標準ブラウザです。
モバイルでの利用率が特に高く、iPhoneユーザーの多い日本ではChromeを大きく上回る第1位です。
iOSに最適化されているだけあって、ぬるぬるサクサクで直感的な動作は使っていて気持ち良く、他のブラウザに比べてカスタマイズ性が低いというデメリットも気にならないぐらい快適です。
WindowsやAndroidでは使えないこと、独自の内部システムがホームページ制作者を少し(かなり)悩ませることもありますが、iPhoneユーザーにとってはなくてはならない存在です。

 


エントリー No5
Opera
オペラ


>Opera公式サイト

開発元: オペラ・ソフトウェア
登場年: 1995 年
特徴 : インターネット成長期の猛者!のれん分けブラウザも人気なマニアブラウザ

登場年の通り、インターネット成長期の先駆けを切った、ブラウザ界の老舗ブラウザです。
かつては質の高い有料ソフトだったため、その頃から他の有名ブラウザに比べてニッチなユーザーが多かったようですが、買収や無料化に伴って大きく姿は変わり、今では「知る人ぞ知る」存在になっています。
近年では、Operaから離脱した元開発者による次世代ブラウザ「Vivaldi」がリリースされ、日本国内でも話題になっています。(私もプライベートで使っています)

 

…以上、現在も利用されている、代表的なブラウザ5種類の紹介でした!

あとはおまけで、今では開発・サービス終了していますが、かつて多くの人に利用された大先輩ブラウザを2つご紹介します。

 


殿堂入り【サポート・開発終了】
Internet Explorer
インターネットエクスプローラー

開発元: Microsoft
登場年: 1995 年
特徴 : ブラウザ戦争を勝ち抜いたかつての圧倒的王者

Edgeと同じく、Windowsに標準搭載されていたブラウザで、2000年頃(WindowsXPの頃)には利用率90%を超え、ブラウザ戦争を勝ち抜いたかつての王者です。
Internet Explorer=インターネットと認識しているユーザーも多かったぐらい、誰しもがインターネットの利用の時にはInternet Explorerを利用していました。
ですが独自の内部システムがプログラマーやホームページ制作者を悩ませることが多く、意図しない動きを及ぼしたり、セキュリティ脆弱性が発見されたことから、2022年6月15日にサポートが終了しました


殿堂入り【サポート・開発終了】
Netscape Navigator
ネットスケープナビゲーター

開発元: Netscape Communications Corporation
登場年: 1994 年
特徴 : インターネット黎明期を支えたIEと並ぶブラウザの王者

「ネスケ」の愛称でかつてInternet Explorerと双璧をなしたブラウザで、Internet Explorerに利用率を越される1990年代後半までは、Netscape Navigatorが利用率1位でした。
当時は「ブラウザならネスケかIE」と言われておりましたが、IEよりもかなり早い2007年に開発終了し、その技術はFire Foxなどのブラウザに引き継がれています。

 

 

以上、いかがでしたでしょうか。

全部のブラウザを知っていましたか?
それとも、初めて聞くようなブラウザばかりでしたでしょうか?

前回でも書いたように、
このブラウザを使わなきゃダメ!というルールはありませんし、自分が使いやすいものを利用してOKです。

新しい機能を搭載したブラウザに出会えると楽しいですし、好きな見た目のソフトを利用すればモチベーションアップに繋がったりワクワクします。
どのブラウザも開発元があって、ユーザーの事を考えたアップデートがあったり、時には開発終了してしまったり。

ITの移り変わりはとても速いですが、おいてかれないように自分の知識もどんどんアップデートしていきたいですね。